オルガン(伴奏2)前回は、オルガン伴奏の基本の基本について考えてみましたが、今回は、実際の伴奏にいたる前段階、すなわち、『典礼聖歌』の練習について考えてみたいと思います。 ところで、皆さんは、あるいは皆さんの教会では、オルガン伴奏者は、自身が奉仕するミサの前に、どれだけ、また、どのように、そのミサの行われる聖堂のオルガンで、練習をしているでしょうか?ちなみに、わたくしの場合は、練習は次のように行います。
ところで、上に書いたわたくしの練習方法を見たかたは、「なぜ、こんなことをするのだろう?」と疑問に思ったことと思います。では、なぜするか?と言うと、 たとえば、詩編唱の最初で、オルガンの伴奏と詩編先唱者が一緒に入るには、そのタイミングをからだと息とで、きちんと覚えておく必要がありますが、それには、自分が一緒になって歌うことが、最も大切で、最も近道です。また、対話句で、司祭の呼びかけ、たとえば「主は皆さんとともに」の後の「また、司祭とともに」が、よいテンポで、オルガンも会衆も一緒に答えるには、やはり、伴奏者も会衆の一人として、同じ間合いをもって答えなければなりません。ですから、それには、会衆が答えるところだけではなく、司祭の呼びかけから始めなければ、その、間合いを計ることはできるはずがありません。 このような理由が、上記のような練習を取る理由なのですが、実際に、このような練習をしている人に、出会ったことがないので、わたくしの練習方法が、どれだけ、効果があるか分からりません。ですが、ぜひ、皆さんも、このような練習方法を実践していただいて、どのような効果があったかを、お知らせいただければと思います。 ちなみに、司祭の部分を歌うことは、ミサではないので、なんら問題はありませんし、ミサ、全体の流れを把握するためにも、大変役に立つものであることを付け加えておきます。 ジャンル別一覧
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